薬師如来　(薬師堂内)　県重要文化財

市内では類例の少ない平安時代後期の仏像として貴重なものです。

後世に鼻頭と両手の先が補修されており、また火災にあったため全身が炭化していました。

しかし、平成十九年に修復され、全体的に造立当時の藤原様式に伝える往時の御姿となりました。

この薬師如来は、元国分尼寺のご本尊であったとも伝えられております。ともあれ、平安より今日まで様々な方がそのおかげを頂き、今なお多くの方々が信奉しておられるありがたい仏様です。